デジタル採点ソフトは回収した答案をスキャンすることから始まります。一度スキャンしたものはデジタルデータとして扱うことができるので、紙の答案用紙は、無くならないようにしっかりと保管することができます。オリジナルとして確認が必要になる以外は使う必要はないでしょう。電子化された答案用紙は、回答欄を識別して認識することが可能です。

例えば1問目回答と言った識別ができるので、同じ問題の回答欄を全ての答案データから抜き出して一覧にするような表示がでできます。デジタル採点ソフトで扱うデータをサーバー上に保管することで、アクセスできる権限のある人で共有することも可能です。入学試験などの採点ミスが起きてはならない状況では、ダブルチェックは当然と言えます。答案を使いまわすのではなく、データを共有するだけで簡単に行うことができます。

時間も場所も選ばず、原紙も必要ないので、短時間で行うことも可能です。デジタル採点ソフトのメリットは、データを個人のPCに残さないということです。ダブルチェックに外注などを利用しなければならない時に、データの漏洩などの問題が起きにくいというメリットがあります。場合によっては、問題を見せずに一部の回答を分散してチェックさせることで、情報の漏洩も防ぐことが可能です。

個人情報に厳しい社会においては、このようなセキュリティの高さが必要不可欠です。個人のプライバシーを守りつつ、迅速で正確な採点を行うためにはデジタル採点ソフトが有効です。